リノベーションの一番最初の工事は、解体工事です。
この解体工事、すべての工事が大切な工事なんですが、リノベーションにとっては、非常に大切な工事です。
今まで不明確であったもの、特に構造部分が、すべてクリアになります。そして、これからどうするか、いち早く検討し、施主様に、職人さんに伝達しなければなりません。
まずは、和室2間続きであった和室。
ひとつの和室は南側に配置されていたため、奥の和室が暗くなってしまっていました。
これらの間仕切り、建具を撤去してゆくと、部屋、あるいは家全体が明るくなります。
お施主様が、中古マンションを購入され、リノベーションのお話をいただきました。
設計から施工まで、お施主様と、相方と進めてきました。
このマンションには空中庭園があり(自称)、なかなかのポテンシャルを持ったマンションです。泉北ニュータウンには、戸建ての物件もたくさんありますが、中古マンションも数多くあります。
そして、緑が多い環境にありますますので、住環境としても素晴らしいです。
施工は、それぞれの職人さんが一生懸命頑張ってくれました。
毎回、竣工を迎えるときは、よくここまでやってくれたな、と感謝するばかりです。
それでは、案内しましょう。
「とうちゃん!ちょっと読んでみて」
夕食をひとり取る私の横で、かなりのどや顔をしながら、おどけて話す次女。
それは、読書をした数の表彰を発表する学校の通信プリントらしい。
100冊を記録したということで、何人かの名前の中に彼女の名前がある。
「へ~、すごいな!」というと、
その何人かの全員の名前を最初から何度も読み上げる、
嬉しそうに、夕食をひとり取る私の横で。
1年前のちょうど今頃、初めてのランドセルがやってきた。
次のステージで、不安と夢と希望をもって臨んだ1年。
早いもんだなと思いつつ、彼女の成長を嬉しく実感できる時間。
さて、あとはアルバムが無事誕生日までに到着するかどうか。
失敗は、許されない…。
なにせ、
プレゼントは、これだけですから。
三者、集合して10分後には、沈黙。
泉北ニュータウン内、現在空き家の戸建て住宅を、リノベーションプランをしようと集まった三人。
木村松本建築設計事務所 木村 吉成さん
design SU 白須 寛規さん
今回は、オーナー様のご希望で、是非リノベーションして、住んでもらいたいとのこと。
ひとつの暮らしだけではなく、仕事ができたり、人が集まる場所になったり、その暮らしに応じた住まいにリノベーション。
工事予算を設定し、耐震性も考慮し、その方向性を探ってゆく。
そして、沈黙。
3つの暮らしが出来上がりました。
『建築』が、まるでひとつの共通言語のように、それぞれのプランの方向性を語り合う。
かなり斬新な試み。
どーなるかと、思いきや、それぞれの想いを語り合う。
そして安孫子に移動し、焼き鳥の安喜。
同じ世代、建築を通し意思疎通する。
なんかこう、懐かしいな、この感覚。
もちろん建築に熱くまた、こらからの泉北ニュータウンへの想いも熱い3人です。
さて、どんなプランができたのでしょうか。
泉北ニュータウン住宅リノベーション協議会では、
同時に、1/30(土)泉北ニュータウンのリノベ-ション住宅を巡るツアーも企画中です!
はじまりは、2014年5月に開催させていただいた、和歌山県串本町潮岬の『小さな家新築工事』見学会でした。
たくさんの方々にお越しいただき、また地元の新聞にも取り上げていただきました。