
先日、スーパーで見かけた。
おっ、これは!

ケンケンかつお!
私は、和歌山県串本町の生まれでして、毎年この季節に帰省すると、祖父祖母がたくさん食べさせてくれました。
(それで、こんなに大きくなったのですが、といいますかなってしまったのですが…)
朝、スーパーで見かけて、また夕方来ようと思い、夕方来てみると、なんとひとつ残っていました。アブナイアブナイ。
早速、家に帰り、丁寧に一切れ一切れ切ってゆく。
ここは、できるだけ薄く切ります。出来るだけ、火の通り、というか湯の通りがいいように。

切り終えると、味付けです。
醤油、みりん、砂糖。お好みでお酒やショウガ、卵の黄身なんかも入れてゆきます。
ここで、少しずつ味見しながらつくってゆきます。
いつもは、祖母がカツオを切るまではやって、祖父が味付けの役割。
祖父が何度も何度も味見するので、なくなってしまうんちゃうの!?と心配しながら見ていた記憶があります。
この甘辛い、絶妙な味。
記憶をよみがえらせながら、味を足してゆく。

できたら、その中にカツオをドボンと漬けます。
そして、しばし休憩。
味がしみ込むと、ホッカホカのご飯の上に並べます。

そして、沸騰したお湯をカツオの上にぶっかけてゆきます。
薄く切られたカツオは白く煮えてゆき、さきほどのたれをお好みでかけていただきます。

できあがり。
私のソウルフード『かつお茶漬け』です。
祖父祖母の思い出とともに、いただきます。