住宅医検定会

まだリノベーションという言葉もそう聞かなかった10ほど前、その頃開講した岐阜県立森林文化アカデミーで「木造建築病理学」講座を受講しました。それほど中古住宅が注目されている頃ではなかったかもしれませんが、これからはスクラップアンドビルドではなく、いまある建築をどう活かすのかがテーマになると確信していたからです。また、そんな世界がその頃から好きでした。

この「木造建築病理学」は、今では住宅医ネットワークと名を変え、建築再生の調査・診断や改修設計・施工の技術を実践的に学ぶということで住宅医スクールとして開講しています。

そこでは、耐久性能と維持管理、木材の劣化、耐震、温熱・省エネルギー、など、現在は24の講義を基本としていて、スクールを通じて、地域の住まいのドクターである「住宅医」を、より多く育成することを目的としています。

そして、そのスクール内では、住宅医修了生を対象に、毎年1回、実施物件のプレゼンテーションによる住宅医検定会を開催され、机上の知識だけでなく、依頼からリフォーム完了までの住宅医としての実践力を、スクールの講師及び受講生により総合的に判定し、合格者を「住宅医」として認定します。

検定会で発表をするために、岐阜まで弾丸ツアーを敢行しました。

発表したのは去年施工させていただいたリノベーション物件。

相方が設計でしたので、私は施工分野での発表でした。

この物件の既存での問題点から始まり、施主様のご要望、そして調査結果、調査結果からどのような視点でリノベーションを計画したか。

劣化対策、耐震性、維持監理、省エネルギー、バリアフリー、防耐火性、現場工程、工事金額の分析まで、ひとつの物件に対して、このように多岐にわたる分野から分析し、リノベーションの計画、工事を実施してきました。

以前「木造建築病理学」を受講してから、日は経ってしまいましたが、このような発表ができて、嬉しく感じましたし、

これからも、もっともっと頑張らないと、と感じる1日になりました。

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