はじまりは、2007年。
住宅の横に離れの事務所を造りたいというところから始まりました。

もともと、住宅内で事務所をされていましたが、手狭になり事務所を敷地内に別に建てることになりました。
当初から、お庭をきれいにされていまして、残念ですがそこを事務所の敷地として使うことに。


ただ、やはり庭を眺めることができるように、植栽を移植しながらの工事で、住宅と事務所の間を庭にする計画をしました。
そして、当時の竣工写真。

住宅と事務所の間に板塀を設置し、内部を落ち着きのある庭にしました。

当時の中庭の様子です。
造園屋さんにも力をいれていただき、癒しの空間ができたと喜んでいただいた記憶があります。

しかし、
2014年。
ご相談いただき、以前はスペースが足りていたのですが、やはりまた手狭になってきたので、とのことでした。
そして、いろいろと検討した結果、住宅と事務所をつないで、中庭にするという計画になりました。
増築部分は、つなぐ部分で、一部住宅内も事務所として、取り込む形となりました。

もちろん、大好きな庭を囲んで暮らしや、仕事が展開できるようなプランになりました。

工事着工後は、住まいながら、お仕事をしながらの工事ということで、お施主様にはご協力いただきました。
また、以前からの工事を施工いただいているコアー建築工房さん、また施工協力業者さんにも、難しい工事となりましたが、本当に頑張っていただきました。
そして、竣工を迎えました。









長い期間にわたって、本当にお世話になりました。
かたちに合わせて暮らす、ではなく、暮らしにあわせたかたちづくりをしてきたように感じます。
また、職住近接をテーマに、これからの家に仕上がりました。
でも、まだまだこれからどのように変わってゆくのか、楽しみです。
ストーリーは続きます。
