「あのう、ご無沙汰しております、お餅を送らせていただきたいんですが、」
電話したのは、15年ほど前にお世話になった寮のお母さん。
大学卒業、設計事務所に勤務後、和歌山のハウスメーカーにお世話になったことがあり、当時の寮の管理人さんである。
昨日は節分、僕が厄明けということで、両親、親戚を中心に厄餅を送らせていただきました。
今はもう、引退されたということなんですが、当時、寮のお父さんお母さんには、馴れない環境の中、本当にお世話になりました。
「いや~、ほんまに嬉しい…」と電話の向こうで泣き出し、
「いや、あのとき支えていただいたおかげで、今の僕があるんです」というと、僕まで泣きそうになってしまい…
厄年という概念も、日本の文化風習の一つなのかもしれません。以前、勤めさせていただいた工務店で、節目節目は大切にしなさい、と教わりました。この厄をひとつの節目と考え、いままでお世話になった方々と少しでも、コミュニケーションをとれたことで、また前に進む原動力となるような気がします。
さて、厄が明けました。
といっても、何も変わることなく、変えることなく、
周りの方々に感謝を忘れず、初心を忘れず、
一歩一歩前に進んでゆけたらと思います。
いつも、ありがとうございます。
