
末っ子のアトピー、だいぶんとよくなってきましたが、足や手の一部分がしぶとく残っていて、海がいいと聞いて、また何度か行ってみるとよくなってきてる感があり、時間があると皆で海に行くようにしている。
和歌山市内の海だったら、もちろん日帰りで行くのだが、ちょっと白浜までとなると、せっかくだから1泊しようかということになり。
いろいろ、民宿やホテル、旅館を探しては、ひとり悩んでいると、見つけたのが、Air B and B。
一般の家に泊まらせてもらうシステムで、世界各国に広がっているようだ。
ただ、まだ子供たちは小さいし、と思いつつ、元銀行の別荘として使われていた場所を見つけた。
これは、おもしろいかも、ということでさっそく予約することにした。

白良浜から徒歩で10分程度。
周りは、同じく昔企業の保養所として使われていた建物が多くみられた。
ただ、環境はいたって静かな地域。

少し、昔暮らしていた大学寮を思い出す佇まい。

板型枠が古びて、いかにも打ち放し仕上げ。

左の丸い建物は昔、浴室だったそうだ。
今は、ホールのように改装されていたが、使われていないとのこと。

なかなかスカッとした感じの玄関。
管理事務所もあり、またまた寮の雰囲気が漂う。

玄関ホール。
使われていないスペースがあるものの、玄関を入って正面に中庭があり、きれいに整理整頓されている。

食堂としてはそう使われていないようだが、旅人同士が語らう場。
まだ、シーズンはこれからということだったが、おそらく楽しい場になるだろう。

裏には広いスペースが続く。
こんな場所も使いようによっては、なんとでも使え、まわりの豊かな自然に包まれる。

上にあがってゆくと、一番のおすすめの場所、屋上庭園!

田辺湾を眺める。

屋上からは、白浜の花火も目前でみられるとのこと。

そして、温泉。
こちらは源泉かけ流し。
ほんまにええ湯でした。

客室は旅館の1室のようになっていて、和室にふとんのスタイル。
高度成長期から、バブルそして、今に至るまで、新しいものを建てまくってきた。
そんな建築物が、今となっては使われずに老朽化してゆく現在。
今後、もっとこんなケースがあると思われる。
そんな中、建物を家をシェアして使うという考え方。
遊休中古不動産の使い方は難しいところがあるかもしれない。
大切なのは、どんなソフトを提案できるか。
どんなプレーヤーがそこにいるのか。
おそらく、こんなことが勝負どころなんだろうと思う。
今のキラキラした建築物より、すこし昔に建てられた趣のある建物を使わない手はない。

さて、着替えました、
アンパンマンの水着に。
アンパンマンというより、キン肉マンだな…。

そして、海へ。