
このたび、住まいの完成見学会を開催させていただくことになりました。
今回のお住まいを紹介させていただきたいと思います。
敷地は、泉北ニュータウンの美木多地区です。
市街化調整区域で、もともとはミカン畑です。
今回は農地転用させていただき、住宅用敷地にしてからの新築工事でした。

お施主さんに、ミカンの木を切っていただきました。

また、もともと畑であったため、敷地上空電線が走っており、それを移設することから始まりました。

地鎮祭の様子です。

基礎工事の状況です。
そして、上棟作業へ。構造材は和歌山から紀州の杉と桧です。
限界耐力計算を経ての耐震等級3です。
建物の気密には配慮していますので、上棟時も各所どのような気密施工のおさまりになるかを常に考えながらじっくり建て方作業を進めています。
建て方完了後は、外壁の下地モイス、屋根ルーフィング、また、建物内は基礎断熱とほうさん白アリ処理、を進めてゆきます。
内部造作の始まり、
1階は、こちらも紀州産桧フローリング
2階は、同じく紀州産ですが、杉フローリング。
内部屋根の断熱気密施工の状況。
屋根は高性能グラスウール 210mmで、室内シート気密で施工しています。
気密施工確認のため、全棟気密試験を実施しています。
今回は、C値0.5でした。

床下の配管は、第一種換気のマーベックスさんの『澄家』です。
また、この床下は基礎断熱していますので、床下エアコンを入れます。
最近では、床下エアコンをほぼ実施しています。

大工さんが、ひとつひとつ丁寧に造作工事を進めてゆきます。
いつもながら、大工さん造作の家具が盛りだくさんです。
使い勝手、機能性、デザイン、いろんな要素を詳しくお施主さんと打ち合わせしたことを現場で造りこんでゆきます。
外壁工事、今回は杉板張り仕上げです、外壁の透湿防水シートは、ウルトを使用しています。
塗装は、ウッドロングエコで、お施主さんにDIYで塗装していただきました。
杉は、全部赤身だけを使用しています。
そして、仕上げ工事に入りました。
今回は、エッグウオールで内装壁仕上げです。
以下、建物の仕様を記載します。
建設地/堺市南区美木多
構造/木造2階建て
床面積/116.76㎡(35.31坪)
長期優良認定物件
外壁断熱性能UA値/0.35W/㎡・K
気密性能 0.5cm2/m2
地域型住宅グリーン化事業補助金採択物件
耐震等級3
土台:桧 柱:杉 梁:杉 垂木:杉 (いずれも紀州産構造材)
仕上げ/屋根:ガルバリウム鋼板 外壁:杉板(ウッドロングエコ塗装)
内部/床 1階紀州産桧フローリング 2階紀州産杉フローリング 水回り:コルクタイル
内部壁 居室:エッグウオール 水回り:玉和紙
窓/玄関ドア YKKAP D50 窓/エクセルシャノン 樹脂窓 トリプルガラス
内部造作家具/カウンター:タモ集成材 家具材:杉無垢パネル
空調/冬:床下エアコン、夏:吹き抜けエアコン
換気/マーベックス 第1種換気 澄家
キッチン/TOTO ザ・クラッソ
浴室/TOTO サザナ
洗面/エクレア セミオーダー洗面カウンター
衣類乾燥機/大阪ガス 乾太くん

建物仕様もさることながら、
完成見学会でご覧になっていただきたいのは、使い勝手や建物デザイン。
お施主さまと、練りに練って考えたプランから、暮らしの同線や使い勝手。
ぜひ、今後の家づくりの参考にしていただければと思います。